尚古集成館

鎌倉時代から続く

武家の名門・島津家の博物館

尚古集成館で日本近代化の
黎明の背景と実像を体感

幕末、薩摩藩主島津斉彬は、西欧諸国のアジア進出に対応し、軍事のみならず産業の育成を進め、富国強兵を真っ先に実践しました。それら事業の中心となったのが、磯に建てられた工場群「集成館」です。その地に慶応元(1865)年に竣工した機械工場は、重要文化財となっており、現在内部は島津家の歴史・文化と集成館事業を語り継ぐ博物館「尚古集成館」として親しまれています。

営業時間

営業時間/9:00~17:00 

入場料金

入館料/大人1000円
小・中学生500円
(名勝仙巌園と共通)

ご利用案内

鹿児島市吉野町9698-1
駐車場完備 500台

おしらせ

企画展案内

島津家名品展

鎌倉時代から現代まで続く、武家の名門・島津家が所蔵する、貴重な名品を展示致します。 ※尚古集成館本館

島津家に伝わるひな道具と人形展 姫さまたちの愛したもの

島津家に伝わるひな人形や御所人形、ひな道具を一堂に展示します。ひな道具は、5代将軍徳川綱吉の養女竹姫

戦国を駆ける島津家

鎌倉時代から南九州を治めた島津氏は戦国時代に九州のほぼ全域を支配しますが、それまでは多難の歴史を歩み

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八景釜

 今回は、島津家の重物(じゅうもつ/家宝)として、歴代当主に大切に受け継がれてきた「八景釜」をご紹介します。  この釜は「源頼朝公より拝領し

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島津家が育んだ文化

大名である島津家は、地位にふさわしい官職・位、教養を身につけることが必要だと考え、都の貴族や文化人との関係強化、文化向上に尽力しました。重臣たちもこれに倣い、競って教養を身につけようとしたため、各地で文化が花開くことになりました。

島津家と海のつながり

東は太平洋、西は東シナ海、そして南は南西諸島と3方を海に囲まれた地域が南九州である。この地は日本の政治の舞台となった京都・江戸などよりも、大陸までの航路の便がはるかによく、大陸から台湾・沖縄・奄美を経て南九州へと通じる「海の道」が東アジア諸国と南九州とを常に結び続けていた。

世界文化遺産
「集成館事業」

薩摩藩では1840年代に、西欧の科学技術を導入して海防体制の強化が図られていた。嘉永4(1851)年に藩主となった島津斉彬は、海防強化をさらにすすめるため、磯に反射炉やガラス工場などを次々に建て、一連の工場群を「集成館」と名付けた。斉彬はこの地を中心に、造船・造砲・ガラス製造・紡績・写真・電信など多岐にわたる事業を展開した。

島津家の歴史を感じる

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休館のお知らせ

尚古集成館本館は耐震・リニューアル工事のため、2022年5月9日(月)~2024年9月末まで休館致します。

別館は無休で開館しております。