山ヶ野金山発見

江戸時代、薩摩藩は金や錫の産地として有名であった。金山は永野（山ヶ野）金山が寛永17(1640)年に本格的に開発されることから始まる。鉱山周辺には約2万人が集まったとみられ、幕府にも産出された金を献上していたが、2年後に閉山となる。しかしその後、再開を許され、さらに芹ヶ野金山・鹿籠金山などが相次いで開発されるようになり、数多くの金山を保有する藩となる。

また、錫も江戸時代に錫山（現、鹿児島市下福元町）で採掘され、藩の重要な財源となった。