尚古集成館-今なお残る近代国家への息吹-

海洋国家薩摩

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万之瀬川下流域遺跡群

(まのせがわかりゅういきいせきぐん)


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解説

 平成8(1996)年からの調査で、万之瀬川下流の持躰松(南さつま市)において古代末から中世前期の港湾遺跡が発掘された。宋(中国)で製造された大量の陶磁器が見つかり、薩摩半島西部と宋との間に交易が行われていた可能性を示すこととなった。この後、付近の芝原や小薗でも大量に見つかり、万之瀬川下流域が港湾拠点、もしくは中継地として活用されていたことを照明することとなった。源平争乱の時期に当地を治めていた阿多忠景は源頼朝の叔父為朝(ためとも)の舅となり、南九州で強大な勢力を築き上げた。忠景没落後も、薩南平氏と呼ばれる一族が万之瀬川下流域を基盤としており、これらの時期に活用されていた場所が遺跡群となった。