能楽
(のうがく)
鎌倉時代末から室町時代にかけて完成した古典芸能。南九州では16世紀後半に一王太夫などが能役者として演じていることが『上井覚兼日記』に見える。島津家久は能を嗜んでおり、実父義弘から能楽にふけることをたしなめられている。
江戸時代には家久が京都より招いた中西秀長が能役者として活躍し、寛永7(1630)年の大御所徳川秀忠・将軍徳川家光の江戸薩摩藩邸御成(おなり)の際に能を演じている。中西家は代々島津氏に仕え能楽に携わった。鹿児島城下には能舞台がいくつも存在していた。藩主では島津重豪が能を好んでいたことが知られている。


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